免疫ミルクは長くご愛用いただけるケースが多く、最長の方は20年超になります。ご愛用者さまとのコミュニケーションを大切にしていると、たとえばサステナ®を使ったドリンクのレシピといったアイデアをいただけることがあります。貴重なご意見はありがたい限りですし、予期せぬ出会いもうれしいですね。長期ご愛用の間に、お子さまがお生まれになって、大きくお育ちになる。そのお子さまもご愛用者になって、サステナ®が好きと言ってくださるんです。コロナ禍で減っていた直接の触れ合い機会を増やせるように、日本全国を飛び回りたいですね。

知識はいらないという話ではありません。まず、自分で体感する。すると、体感を得られた理由を知りたくなる。勉強を深めたくなる。そんな理想的なサイクルが、気づけばスターリジャパン全体に広がっていました。サステナ®の原料を生んでくれる乳牛たちに会いに、ニュージーランドに社員たちと何度も出かけています。広大な牧場でのびのび育つピュアなグラスフェッドの牛はモーモー鳴かないことや、排泄物が臭くないことを実地で知ると、サステナ®をおすすめする言葉も変わってきますね。体感が先にあって、自発的な学びに取り組む習慣を社員全員が持っていることは、お客さまへのより良いサポートにきっとつながっていると思います。

ストレスのない世界で育つ牛たちや、ニュージーランドの契約酪農家の暮らしに触れているうちに、スターリジャパンにはあたらしい夢が生まれました。「スターリ牧場」の開発です。私たちの契約下にある乳牛は、日本とは違って、年中ずっとの搾乳はありません。ピュアなグラスフェッドである限り、草が減る冬はエサが減ることになります。その期間はミルクをしぼらず、牛たちを休ませる。無理に太らせるようなかわいそうなこともしない。そんな、牛たちが生きものとして自然であることを尊重する酪農を、日本で成功させたいんです。広大な牧場にする必要がありますし、すでにいくつかの候補地では自治体とのミーティングも重ねています。サステナ®以外にも高品質の乳製品を多彩につくって、つくり手には牧場の周りに住んでもらうという、健康と幸せが一体の理想郷をめざしています。実現のためには、まずは私自身が健康であり続けないといけませんから、きょうもサステナ®を摂りますよ（笑）。