9月7日【水】抗がん治療と免疫ミルク【免疫ミルク研究論文シリーズ 3】

おはようございます。
迷走を続けた台風11号が、ようやく日本海を抜けて温帯低気圧まで勢力を落としつつありますが、一方で日本の南では、次の熱帯低気圧が複数発生しつつあり、9月いっぱいは繰り返し台風の襲来に警戒を続ける必要がありそうです。やはり海水温の高い海域が、例年より日本列島の近くまで上がった状態が続いているため、台風や低気圧が比較的近いところで発生し、一気に勢力を増して日本に接近するというパターンがしばらく続きそうです。ウィズコロナで迎える行楽の秋ですが、天候が安定しないのが非常に残念です。

さて、今日の研究紹介は免疫ミルクによるガン患者のQOL(Quality of Life:生活の質)改善についての臨床研究です。がん医療において日本でも数少ない国の特別認可を受けている専門病院として有名な、北海道の東札幌病院で1999年に発表された研究論文です。

米国などの研究において、免疫ミルクは慢性関節リウマチ、変形性関節炎、高脂血症、高血圧、アレルギー等の疾患に有用性がすでに確認されていましたが、進行性のがん患者は、抗がん剤治療によって免疫力の低下、薬物の副作用などでさまざまな副次的症状を抱える場合が多く、これらの不快な症状の緩和に、免疫ミルクの効果が期待できるのではと考えて、進行がん患者のQOLおよび各種症状の変化を観察した研究です。

スタートは、23名でしたが2カ月以上継続して免疫ミルクを摂取できたのは、16名(女性13、男性3)で平均年齢は49.7歳でした。診断は乳がんが8名と全体の半数で、他は胃がん、子宮がん、食道がん、腎がん、直腸がん、肺がん、膵がん、そして上腕骨肉腫と、かなり多岐にわたりました。免疫ミルクは錠剤として摂取して頂きましたが、摂取量としては、粉ミルク換算で1日10グラムから40グラムと幅がありましたが、大半の方が30グラム摂取でした。

効果の測定は、患者の満足度や臨床症状を段階的に評価する指標を使用し、医師が判定しました。さらに血液検査による変化についても調査しています。
結果は、飲用2カ月で60%の患者が満足度の著明改善もしくは改善を示し、非常に高い確率で、効果が見られました。臨床の症状では、腹部膨満感と疼痛の改善が、おのおの37.6%、めまいと全身倦怠感が、おのおの31.3%、便秘が26.7%、悪心・嘔吐が25.1%、発汗、発熱、食欲不振が25%と、多岐にわたる症状の改善が見られました。また、血液検査においても、赤血球、ヘモグロビンなどが増加しており、貧血が改善する結果が見られました。

がん患者にとって、抗がん剤や放射線といったがん治療は、その副作用もつよく、治療行為自体が大きくQOLを下げるため、大変つらい闘病生活を強いられるケースが多くなりますが、免疫ミルクの飲用によって、これらのQOL低下を防げれば、ひいては治療効果のさらなる向上にもつながると考えられます。
二人に一人ががんになる時代、免疫ミルクはがん治療においても、欠くことのできない存在としてその価値が認められつつあります。

今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。