9月2日【金】潰瘍性大腸炎と免疫ミルク 【免疫ミルク研究論文シリーズ 1】

おはようございます。


今月27日に決まった安倍元首相の国葬について、世論は反対派、賛成派が真っ二つに割れており、その費用にいったいどのくらいの税金が使われるのか、国葬とする基準などを巡る議論が日々ニュースで取り上げられています。形式はどうあれ、一国の首相を長きにわたって務め、我が国の発展に尽力をされた功績に敬意を表し、謹んでご冥福を祈りたいと思います。


さて、その安倍元首相も持病として長年苦労された難病、潰瘍性大腸炎について、免疫ミルクの研究論文をご紹介したいと思います。潰瘍性大腸炎は国が指定する難病の一つで、未だに原因が不明で確立した治療法のない病気ですが、近年その患者数は20万人に迫るいきおいで急速に増加しており、この10年で倍増しています。可能性としては腸の免疫システムの異常により、粘膜に炎症が起きる自己免疫疾患が疑われていますが、未だその原因は解明されていません。


今回の論文は、慶應義塾大学病院消化器内科に通院する、軽症から中等症の潰瘍性大腸炎の患者さん9名にご協力をいただき、約半年間にわたって行われた臨床研究の結果を報告するものです。結論から言えば、免疫ミルクを服用して1か月後に改善が7例、不変が2例と非常に高い確率で症状の改善が確認されました。さらに改善が見られた7例はその後も服用を継続し、6か月後には5例で緩解の維持が出来ていたと報告されています。


この結果は、指定難病である潰瘍性大腸炎の患者の方々には大きな福音になると結果でありました。
9名の被検者の性別は、男性3名、女性6名で、年齢は25~53歳(平均39歳)で、罹患期間は2年から11年(平均5.3年)と長年にわたってこの病気を持病として苦しんできた方たちでした。サルファ剤による治療を続けてきていましたが、効果がなく1か月以上血便が持続していた患者さんたちを集めて、免疫ミルクの説明を行い、1日20グラムを服用したとのことです。1か月後の時点で、4名の血便が消失、3名は腹痛がなくなりました。便性の顕著な改善は見られなかったようですが、悪化した例はありませんでした。そして改善のあった7名は、継続して免疫ミルクの服用を6か月続け、5名が緩解を維持しました。


最後に考察においては、免疫ミルクの作用機序として、潰瘍性大腸炎患者の腸内でクロストリジウム菌の減少がみられたことから、免疫ミルクの服用により腸内フローラのバランスが改善することによって、炎症が抑制される方向に動き、症状が緩解に至ったと考えられています。
現代病のひとつとして、近年非常に頻繁にきかれるようになった潰瘍性大腸炎ですが、ストレスや食生活の乱れがきっかけとして腸内の免疫システムが異常を起こしているとするなら、まさに免疫ミルクの得意分野であると考えられ、この研究論文がそれを証明したと言っても過言ではないと考えます。


今日も一日頑張って行きましょう。
よろしくお願いします。